住友生命グループ・特例子会社 株式会社スミセイハーモニー

「人」の魅力が私たちの「チカラ」 / 冨賀 理恵

安心して相談できる、みんなで成長できる職場風土に ダイバーシティ推進室 室長 冨賀 理恵 精神保健福祉士/シニア産業カウンセラー 公認心理師/キャリアコンサルティング2級技能士

気軽に相談できる社内風土が定着

気軽に相談できる社内風土が定着

充実した相談支援体制や安心して働ける職場環境作りを目的に、2018年4月ダイバーシティ推進室が創設されました。 その後、社内環境も年々変化していますが、最も大きな変化は職員の大幅な増加で、それに伴いダイバーシティ推進室の支援の幅もどんどん広がっています。
スミセイハーモニーは発達・精神障がい職員の割合が年々増えており、元々整備されていた設備等ハード面に加え、安心して相談できる相談窓口等ソフト面の合理的配慮の提供にとても力を入れています。その主たる役割を担うダイバーシティ推進室は、職員みんなが安心して働けるよう、多くの専門支援員、業務アドバイザーにより日々きめ細やかな支援を行っています。
随時の相談以外に、新入職員のスムーズな導入のため、入社3年目までの定着面談を半年毎に行います。また障がいのある役職者も多く、多様な障がい職員のマネジメントの難易度も高くなってきたことから、役職者との定期面談も行うようになりました。最近はそのようなマネジメント支援も、重要な役割の一つとなっています。

気軽に相談できる社内風土が定着

面談では課題解決に向けて一緒に考えていくことが多いですが、相談内容によってはセルフケアの方法を紹介する等、できるだけ今後に活かせるような対応を心がけています。
職員一人ひとりが何かに困った時、悩んだ時に多くの対処方法を身に付けていること、その中の選択肢としてダイバーシティ推進室への相談が存在すること、信頼関係のもと誰にでも気軽に相談できる職場であることがとても大切だと思っています。
最近、発達・精神障がいの職員が社外のお客様に会社の説明をする機会があり、そこで「スミセイハーモニーは、何か困ったことがあればいつでも相談できる会社です」と話しているのを聞くと、ダイバーシティ推進室創設時に掲げた『安心して相談できる職場風土』が形成されていることを感じ、とても嬉しく思います。

求められる役割の広がり

求められる役割の広がり

求められる役割の広がり

高松、東京、京都、明石といった地方オフィスにも専門支援員や業務アドバイザーが在籍し、リモート勤務の職員にも同じくダイバーシティ推進室の支援があります。
社内のメンタルヘルス担当として、年1回のこころの健康診断『ストレスチェック』や月3回の産業医面談、長期休職者の復職支援等、産業医や現場のラインと連携しながらサポートを行っています。
その他、職員同士がお互いの障がいを理解し配慮し合うための自己紹介会、職員のメンタルダウンを未然に防ぐためのプレ衛生委員会等の取組みも、安心・安定して働ける今の職場風土につながっていると感じます。

求められる役割の広がり

みんなで『人として成長する』

みんなで『人として成長する』

「障がいのある方への定着支援で心がけていることは何ですか」と尋ねられることがあります。支援というと何か具体的な行動を伴うサポートをイメージしがちですが、支援が決して自立や成長を妨げない、「転ばぬ先の杖」とならないことが大切だと思っています。
職員が課題に直面した時は極力自己解決できるよう見守り、その先にあるやりがいと成長を感じられるようなサポートを心がける。課題を乗り越えた職員が自信を持って取り組めるようになることが、就労定着につながるのだと思います。ダイバーシティ推進室はそういったお手伝いをそばで行うサポーターですが、私たちも日々の支援を通じて成長させてもらっていることを実感しています。
これからもダイバーシティ推進室の名の通り、一人ひとりの多様性を認め合い、当社理念でもある『人として成長』していきたいと思います。

みんなで『人として成長する』

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